結婚指輪とダイヤモンドとチタン

結婚記念日
ひとがジュエリーを身につけるようになった歴史をたどることは、エジプト国王の墓から発掘される出土品までさかのぼることになろうが、金や銀、宝石のダイヤモンドなどに比べればチタンの歴史はごくごく浅く、最近使われ始めたといってもいいくらいのまだまだ新しいメタル。チタンは現代でも工業用であって、ジュエリーとは認知されていないくらいの素材。

ではチタンの歴史をさかのぼろうとしても、イギリスがケープタウンを占領した時代に、 アマチュア地質学者により、やっとチタンのもととなる元素が発見されるかどうかといった歴史しかなく、実際に市場にチタン製品が出回ったのはここ数年のこと。
チタン関連企業の株価が上がってまだ日が浅いのが現実。 これからどんどん研究される余地のある可能性を秘めた金属。歴史はなくとも、物理的にはその強固な金属の特性を活かし、結婚指輪の材質にふさわしい素材。それがチタン。

結婚指輪に使われるダイヤモンドと、マリッジリングの材質チタンとの相性

ダイヤモンドの長い歴史VSチタンの新しさ--------------------

ダイヤモンドの歴史をさかのぼるとダイヤモンドの売買は数千年も前。
ダイヤにしても、チタンにしても、ひとの関心を集めるようになるのは何かのきっかけがある。ダイヤに人々が執着し始めるきっかけはアフリカでの発掘がはじまり。
ダイヤモンドがヨーロッパに登場したのは1世紀頃。 数百年もの間、最も裕福で権力のある貴族に独占されていたダイヤ。 アフリカで発見される前は関心のある人はほとんどいなかったダイヤモンド。
それ以前のインド、ブラジルのダイヤは、一般の人々にとって、あまりにも稀少性が高すぎて、高価で手の届かないものという認識しかなかったから。

ルネッサンス後期にヨーロッパ、インド間における貿易が盛んになり、権力と富は貴族から商人にまでゆき渡り、 400年前、ダイヤはヨーロッパの王侯貴族や権力のある地位を象徴するアイテムに。伝説ではベルギーのベルケム が研磨法を発明したとされる。
研磨処理というと、チタンも研磨処理には多くの工程を要するが、ダイヤも気の遠くなるような歴史を経て今に至る。

もともとダイヤモンドの研磨のはじまり

ダイヤモンドの美しさを引き出す反射と屈折のうち、反射を良くすること。原石の擦りガラス状の表面を削って、光沢のある面へと加工。不要な角の部分を磨り落とす程度の古いカット法。
その後、テーブル・カットやローズ・カットを開発。
それからベネチアングラス職人がダイヤモンドの上下の部分に合計五十八個のカット面をつけた今のブリリアント・カットのもとが作られ、ダイヤモンドを最も美しく見せるカットの詳細が決定され、今日のブリリアント・カットが誕生。このような ダイヤモンドのカット技術のめざましい向上で17世紀末までに、ダイヤモンドジュエリーはさらに発達。
ダイヤなどの宝石はジュエリーになるには、まず採掘から原石が販売され、それを買い付けした業者から、研磨加工、カッティング加工がなされ、ルースとして、卸売り業者へ。さまざまな人の手を経て高額な宝飾品へと移っていく。
そのようなダイヤモンドを所有することが富裕層のステイタスとなりました。アフリカのダイヤが安定して供給されるようになると体系的な市場経済に気付かされて、 誰もがダイヤモンドへのあくなき欲望にのみこまれる。 シドニィシェルダンの小説にもあるとおり、そのダイヤにまつわる人々の欲望は大変なものだったことが 容易に想像できます。利益をねらう、投資対象となることにより、アフリカに一攫千金の夢に目覚めてしまった人達はダイヤ原石鉱区の利権争奪の渦にのみこまれる。 ひいては流血さわぎや死者の出ることまでも。 騒ぎがおさまったのち、セシルローズ氏がダイヤ王として君臨。 1902年には、彼が設立したデビアス社が世界のダイヤモンド産出量の九割を支配するまでに。
それ以降、ローズの後継者の下でデビアスは拡大を続け、世界規模のダイヤモンドビジネスを手中に治め、今に至ってもその勢いを失わない。
ロンドンの中央販売機構が世界中のダイヤ生産量の八割を占め、全世界のダイヤモンド業界の発展に貢献してきたということ。中央販売機構 (CSO) は価格にして100億ドルを越える在庫を抱えることになりそう。

国際的なダイヤモンド業界の発展はここ100年のこと。
それに比べるとチタンが脚光を浴び始めたのはまだ数年のこと。
未だにチタンはまだ未開拓な素材。まして結婚指輪のマテリアルだということもあまり浸透していない状況。スポーツ選手がチタンが編み込まれたアクセサリーを試合中着けるなどしてやっと認知され始めたばかりの新しい金属。金属アレルギーに対応できる点がチタニウムジュエリーの利点で、硬く衛生的で耐久性が他の貴金属よりはるかに優れている。

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チタン製関節リングから動く義手まで(義指)
金属製の関節を曲げられる義手(指)

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チタンの色をつけるには、いろいろな薬品を使って加工されているようですが、環境を考え、いっさい有害な薬品は使いません。また、塗料を塗ったりスプレーするわけでもなく、太陽に当たって色が飛んでしまうこともありません。
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